「10年連続」記録保持者が大ピンチ!?
 しかし、そんなM.デムーロ騎手も今年は未だG1の勝ち鞍がない。

 春は上記のサークルオブライフで桜花賞(G1)とオークス(G1)に挑むも、いずれも上位人気に支持されながら4着→12着と不発。ここまで14戦して3着内に好走したのは、先月のエリザベス女王杯(G1)で2着に導いたライラックのみと不振だ。

 12月の1週目が終わり、今年の残るG1もあと4レース。記録継続までのタイムリミットが、刻一刻と迫っている。

「今週の阪神JFではミスヨコハマに騎乗予定となっていますが、朝日杯フューチュリティS(G1)と有馬記念(G1)の騎乗馬は、7日現在まだ明らかになっていません。有力馬の鞍上は続々と決まっていますので、仮にどの馬かに騎乗できたとしても、勝つ事はそう簡単ではないでしょう。

ですが、ホープフルS(G1)は京都2歳S(G3)で自身が勝利に導いたグリューネグリーンが参戦予定となっています。継続騎乗が叶うならそこが最大のチャンスかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 かつてエイシンフラッシュで天皇賞・秋を制した2012年以降、10年間続けてきたJRAのG1連勝記録にストップが迫っているM.デムーロ騎手。果たして年末までに記録継続を決めることはできるだろうか、残る4戦に注目したい。