準竜師「結界機の用意をしろ!」
部下「住民避難は現時刻までに9割8分以上が完成します。」
九州軍総司令「残りは?」
部下「…旧市庁舎の一部の人間と、消防署の連中が残ってます。議員も居るようです。」
準竜師「なんで残るんだ。」
部下「…最後の一人が避難するまで、逃げる訳には行かないと言っています。自分たちは公僕だと。」
 消防署の人たちも。
 火事を消すのが仕事だからとか言っています。」
九州軍総司令「…ふ、第4世代にも、まだましな奴等が残って居たと言うことか。…いいわ。
 一部隊つけて好きにさせなさい。」
部下「はっ。」
九州軍総司令「次。」
部下B「…誘導路、ほぼ固まりました。」
九州軍総司令「…囮は?」
部下B「全部隊が志願していますが。」
準竜師「たわけと言ってやれ。
 一番生き残る可能性があるのは?」
九州軍総司令「5104小隊ね。あそこは錬度が高いわ。」
準竜師「了解した。そこに命じろ。
 成功したら全員昇進だ。」