なるほど


 白星から遠ざかった3年間は「長かったです…」。19年は開幕投手を務めたものの、翌年以降は登板機会が減少。
けがや不調が重なった。「元気な時に調子も上がらずに焦りがありました」。昨季は4試合の登板にとどまり「クビだな」と諦めかけた。
 背中を押してくれたのは、同期入団で昨年8月3日に亡くなった木下雄介さん。家族ぐるみの付き合いだった。
「木下さんがずっと僕に『早く1軍で投げろよ』とゲキを飛ばしてくれました」。契約が決まり、気持ちを新たにした。
「できることをやってきました」。同期の柳の活躍に乗っかって滝行したり、新球のスクリュー取得に取り組んだりもした。
木下さんが亡くなってから約1年後に、ようやくつかんだ白星。「『やっと勝てました』といい報告できると思います」と話した。


【中日】「クビだな」諦めかけた笠原の背中押してくれた木下雄介さん…「『やっと勝てました』といい報告できる」
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