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6日目
12月13日(木)
Hの店で電話を借りたJが「豊川信金から120万円おろせ」と電話の相手に指示した[4]。Jは噂を全く知らず、ただ仕事の支払いで金を下ろす指示をしただけだった。

しかし、これを聞いたIは同信金が倒産するので預金をおろそうとしていると勘違いし、慌てて同信金から180万円をおろした[4]。

その後、HとIは知人にこの話を喧伝、これを聞いたアマチュア無線愛好家が、無線を用いて噂を広範囲に広める[4]。

この後、同信金窓口に殺到した預金者59人により約5000万円が引き出される[4]。

同信金小坂井支店に客を運んだタクシー運転手の証言によると、昼頃に乗せた客は「同信金が危ないらしい」、14時30分の客は「危ない」、16時30分頃の客は「潰れる」、夜の客は「明日はもうあそこのシャッターは上がるまい」と時間が経つにつれて噂は誇張されていく[4]。