食事
16世紀にヨーロッパに初めて紹介された当初は、餌を全く摂らず、風から栄養を摂取する動物だと考えられていた[7]。しかし実際には1日に10gほどの植物を摂取している[8]。
外気に合わせて体温を変化させることにより代謝を抑えている。つまり、現生哺乳類では珍しい変温動物である[9]。このことや前述のように行動も遅いため基礎代謝量が非常に低く[10]、ごく少量の食物摂取でも生命活動が可能となっている。なおよく似た生態・体重であるコアラは恒温動物であり、その日当たり摂食量は500g以上[11]とナマケモノより多い。