神奈川県相模原市の中学校で学年主任の教諭が生徒の生活態度について、「無印良品」や「反社会」といった不適切な表現で区分けする資料を作っていたことがわかりました。

相模原市教育委員会によりますと、先月30日、市立大野南中学校で、2年生の生徒が生徒の生活態度に関する資料が教室の教卓に置かれているのを見つけました。

資料はクラス担任の女性教諭が置き忘れたもので、2年生の学年主任の男性教諭が来年度のクラス分けの参考にするため、作ったということです。

資料では、生徒の生活態度についてリーダーではないが生活態度がよい生徒を「無印良品」、ほかの生徒とのトラブルが多いなど問題行動がある生徒を「反社会」、欠席が多い生徒を「非社会」といった表現で区分けし、例示していました。特定の生徒についての記述はなかったということです。

学校は全校生徒に謝罪したうえで、今月3日に臨時の保護者会を開き、保護者にも謝罪と説明を行いました。