2022年、有馬記念
その馬は、わずか10度の戦いで神話になった。
嫉妬すら追い付かない、憧れすら届かない。
敗れても、敗れても、敗れても、絶対に首を下げなかった。
極限まで削ぎ落とした身体に鬼が宿る。
速さは、自由か孤独か…絶対の強さは、時に人を退屈させる。
勝利より、たった3度の敗北を語りたくなる馬。
その馬(モンスター)の名は…

エフフォーリア

お前はなぜ走れたのか…本当の敵は、諦めだ。
群れに、答えなど無い。
神はいる、そう思った。