オークス出走後、休養を取ることなく出走を続けていたサンエイサンキューの体調について不満を募らせていた田原は、
ローズステークス出走前から同馬の体調が思わしくないというコメントを繰り返していた。エリザベス女王杯の調教後もテレビのインタビューでも同様のコメントをしたが、
録画が終了した際に「こんなに悪く言っちゃって、これで勝ったら頭を丸めなきゃなんないな」と発言した。

サンケイスポーツの水戸正晴記者は録画に立ち会っていたテレビディレクターから田原の発言内容を伝え聞き、
翌日の同紙1面で「田原2着以上なら坊主頭になる」という見出しでスクープした。
見出しからは田原が故意に2着以上になることを放棄するという競馬法に抵触する発言をしたという疑惑が読み取れるため、
田原は「八百長の誤解を招く書き方は勘弁して欲しい」と釈明した。
同紙はそれを「田原謝罪」という見出しで報道した。