修学旅行バス、小6男児1人をPAに置き去り…気づいたトラック運転手が送り届ける

福井市立小6年生の修学旅行のバスが、立ち寄った滋賀県内のパーキングエリア(PA)で男児1人を乗せるのを忘れて出発していたことがわかった。トラック運転手が置き去りにされた男児に気付き、約40分後、バスの待つ場所に送り届けた。
 市教委によると、児童らは10月27日午後4時頃、京都市内から福井県内にバスで移動中、名神高速道黒丸PA(滋賀県東近江市)で休憩。約5分後、男児1人が戻っていないことに気付かずにバスは出発した。
 PAにいたトラック運転手が気付いて学校に連絡するとともに、男児をトラックに乗せてバスを追いかけた。学校から連絡を受けたバスは米原インターチェンジ(同県米原市)近くのコンビニで停車してトラックを待ち、男児と合流した。
 引率の教員が出発前に乗車確認を怠ったことが原因で、市教委は「点呼を徹底すべきだった」としている。