彡(ﾟ)(ﾟ)「今日は…やきうが…」

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:00:51.27

当然無い。
ワイはハワイに向かう飛行機の中にいた。
特に友人もいないハワイ。
そこに数日も一人で数滞在するのは気が進まなかったが、
仕事での出張なので仕方がない。
時差、暑さ…
着いてからのことを考えるとなんとも気怠くなり、
ワイは機内に乗り込んで早々にウトウトと眠りに落ちていた。

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:01:02.86

はっと、目が覚めた。
腕時計を見ると2、3時間が経っていた。
周りはみんなスヤスヤ眠っているようだ。
日本時間や、着いてからのことを考えればしっかり寝ておくのが得策だ。
ただ、ワイはこういう時に一度起きてしまうともう眠れないタチであった。
ふと、左隣の人もスマホをいじっていることに気づく。
ずいぶんと大きな体格の人だ。乗ってくる前に寝てしまったので気付かなかった。
チラッと横顔を見る。
見覚えのある、いやありすぎるくらいの顔だった。
なんでこの人が…？ハワイ…今…旅行…
ワイ「あっ…」

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:01:16.53

合点がいって出てしまった声で隣の人がワイに気付き、こっちを向く。
ワイ「あっ…いや、すみません…」
ムネ「ども、おはようございます、ずっと寝てましたよね」
ワイ「はい…いや、びっくりしました…えと、ご本人…ですよね」
ムネ「ご本人ってなんか変な感じっすね…まあ、そっすよ」
ワイ「あ…すげ…応援してます、いや今年すごかったっすね」
ムネ「ありがとうございます。お仕事すか？」
ワイ「はい、突然で一人なんで、もう大変っす」
ムネ「お疲れ様です」
ワイ「これはもう、皆さんで…その記念のやつっすよね」
ムネ「そうっすよ、みんな寝ちゃいましたけど」
ワイ「いや気付かなかったな…こんな偶然…嬉しいです」

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:01:46.98

他愛も無い話だが、意外と弾んでしまった。
綺麗に言うなら「推し」という存在だ。
一年目の時から、ほとんど一目惚れのようなものだった。
そんな人が今、とてつもなく近くにいる。喋ることができている。
雑談しながらも心臓がだんだん跳ねてくるのを感じた。
ワイ「…まさかこんな近くで直接お話しできるなんて…です」
ムネ「はは、そんな大したことじゃないっすよ」
ワイ「いやあ、でも…近くで見たほうがかっこよくて体もすごいし…」
ムネ「えっ…」
すぐ調子に乗るタイプのワイの素直すぎる言葉で会話が止まった。

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:02:00.56

ワイ「あ…すみません、変なこと言って」
ムネ「いや、お兄さんも、かっこいいっすよ、あそうだ、名前何て言うんですか」
ワイ「あっ、ワイって言います」
ムネ「ワイさん…」
気まずい雰囲気になりつつも、名前なんか教えてしまいより親密になっている気がする。
いや、これ以上調子に乗るべきではない。
ワイ「あー、あっこれ、映画あるんすね、国際線なんて久しぶりなんでどんなのがあるか…」
なんとか空気を変えようとワイはパネルから映画のメニューを操作する。
『ブロークバック・マウンテン』
『君の名前で僕を呼んで』
『ムーンライト』
ワイ「あっ、あれ…なんでよりによってこんな映画ばっかり…」
ムネ「ここから他のも探せるっすよ…あっ」
彼の伸ばした手とワイの手が触れ、また気まずくなる。

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:02:14.26

ムネ「…ワイさん、体褒めてくれてありがとうございます」
ワイ「あ…はい…」
沈黙の後に彼が話し始める。
ムネ「…いいすよ、触っても」
ワイ「えっ！？えっ…」
ムネ「せっかくだし…ほら」
彼が自分の太く鍛えた足を指す。
ワイ「あ…じゃあ…」
ワイは左手を伸ばし、彼の右の太腿に触れる。
ワイ「すご…固いっすね…」
ムネ「ん…はい…」
周りはみんな寝たままだ。誰も見ていない。
ワイ「じゃ…じゃあ、上も…」
そのまま手を上へと動かしていく。
ワイ「あっ腹筋も…すごい固い」

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:02:44.52

胸筋まで手を伸ばした時、彼の心臓の鼓動の早さに気付く。
そして指を伸ばして触れる範囲を広げると、
固くなった乳首に当たった。
ムネ「んっ…」
彼がトロンとした目でこちらを見つめる。
たまらなく可愛い。
ムネ「ワイさん…もう…」
ワイ「あっ、触りすぎでしたよねすいませんっ」
ワイが手を引く。
ムネ「いや…もう、我慢できないってこと…っす」
彼が今度は自分の股間を指す。
ワイ「うわ…すげ」
今度は触っていいか聞きもせずそのテントに手を伸ばした。

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:03:01.84

テントの中の固く膨張したそれを、
優しく上下にさする。
ムネ「あっ…んっ…」
彼の喘ぎ声を聞きながら、指を使ってより刺激を強める。
ムネ「やばいっす…もっと…」
だんだんとワイの方に倒れてきて、体の触れる面積が増えていく。
このまま、彼のスラックスのチャックを下ろせば、もっと気持ち良くさせてあげられる。
しかし…
ワイ「ごめん、さすがにこの先は…」
ムネ「はぁ、はぁ…やっぱ、だめっすよね」
ワイ「出しちゃったら大変ですし…」
本当はワイのモノも触って欲しいとも思っていたが。
そのうち誰が起きるとも分からない。

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:03:19.32

ムネ「じゃあ、最後に、キスだけ、しましょ」
ワイ「えっ、ああ、そうですね…」
お互い少し首を傾ければキスができるほど近づいていた。
彼のぷっくりとした柔らかい唇を楽しむ。
今はこれで最後だから、
舌同士を絡ませて、少しでも官能的に。
ムネ「…はぁ、はぁ…ワイさん」
ワイ「…んっ」
唇が離れる。
ムネ「なんか、すみません、誘ったみたいで…」
ワイ「いや…こちらこそというか…全然…好きだし…」
ムネ「……ハワイで時間あったら…二人で会いませんか」
ワイ「あ、ええ、はい、ぜひ…」
ムネ「じゃ、LINE交換しましょ、インスタでもいいすけど」
ワイ「はい…」

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:03:36.86

こうしてまた会う約束をつけたワイたちは、
自然なくらいに少し寄り添いあいながら残りのフライト時間を過ごした。
ハワイに行った後のことなどの話をして、どちらかともなくウトウトして…
目が覚めるともう着く頃だった。
ムネ「じゃあ…また、連絡しますね、仕事がんばってください」
ワイ「はい、ゴルフとか、頑張ってくださいね」
あまり仲良くしているところを周りに見られても困るので、
着陸前にそんな別れの挨拶を交わす。
飛行機はまもなくハワイに降り立つ。

END

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:03:38.25

これ需要あるの？ずっとスレ立ってるけど

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:03:49.46

～♪
https://open.spotify.com/track/5HSbDcKnaZD6YoYod3kfJX?si=5513bb6e0a994594
ちっちゃい歯車まわしてくるくるかみ合うふたりは
321で take off from the base
だんだん近づくのsunrise もたもたすると遅れるわ
321で take off from the base
いつもと違う角度から見たこの景色は不思議で
窓に顔近づけて　あたしのこと誘うの　飛び込んでいいのかな
パラシュートの使えないキミとの恋は刺激的で甘いわ
make a night flight 空がキラキラ
have a nice flight 夢じゃないんだね
make a night flight わくわくするわ
have a nice flight 向かう先には
make a night flight 雲よりたかく
have a nice flight 何が見えるかな
make a night flight 明日につながる
have a nice flight 星空を越えて
～Perfume『NIGHT FLIGHT』

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:04:00.14

※全てフィクションであり実在の人物には一切関係がありません。

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:04:05.94

はい

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:04:27.72

はいじゃないが

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:04:32.79

はいじゃないが

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:04:36.70

>>11
ワイに需要があるので…

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:05:44.55

どんな需要やねん

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:06:32.38

あげ

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:06:57.14

ムネワイをもっと書いてくれ

**それでも動く名無し** · 2022/12/19(月) 00:07:17.41

よくやった