メッシと妻のアントネラさんが出会ったのは27年前、メッシは8歳、アントネラさんは7歳のとき。メッシはチームメイトのいとこの応援に来ていた1人の少女を一目見て夢中になった。すっかりアントネラさんの虜(とりこ)になったメッシは、夜な夜なノートに「いつか僕たちは付き合うよ」とつづっていたという。

当時からサッカー漬けの毎日を送っていたメッシだったが、アントネラさんとは家族ぐるみの付き合いをしており、一緒に過ごす束の間の時間はかけがえのない癒しになっていた。しかしメッシのバルセロナ入団が決まったことで、2人の別れは突如訪れてしまう。

スペインの地で一層サッカー漬けの日々を送っていたメッシにとってアントネラさんは遠い存在になっていた。しかし、ある日アントネラさんの母親から「アントネラの友だちが交通事故で亡くなり、ショックで学校にも通えず引きこもっている」という一報が届くと、メッシはアルゼンチンに行くことを決断。アントネラさんのもとに駆け付けて告白、その日は奇しくもクリスマスの夜だったという。