親ガチャ成功の自覚あるの好き

イギリスで生まれた私は、男性と同じ賃金を女性がもらえるのは正しいことだと考えています。
自分の体について、自分自身で決められるのは正しいことだと考えています。自分の国で、私を代表する女性たちが政策や意思決定に参加できるのは正しいことだと考えています。
男性と同様に女性も社会的に尊重されるのは正しいことだと考えています。
しかし悲しいことに、すべての女性がこのような権利をもつ国は、この世界にはひとつもありません。
この世界には、ジェンダー平等を達成したと言える国は存在しません。
これらの権利は、人権だと考えています。
しかし、私は恵まれています。本当に人生で恩恵を受けてきました。
両親は私が娘として生まれてきたからといって、与える愛情の量が減ったことはありません。学校は、私が女子だからといって制約しませんでした。私に助言してくれた人たちは、私がいつか子どもを産むかもしれないからといって、これ以上何もできないとは考えませんでした。
このような人々こそが今日の私を作り上げてくれた、ジェンダー平等の大使なのです。
気づいていないかもしれません。しかし、この人たちは無意識にフェミニストとして世界を変えていっているのです。そして、もっとこのような人々が必要なのです。
そしてそれでも、まだこのフェミニストという言葉が嫌いな場合——大事なのは言葉自体ではなく、その背景にある考えや思いなのです。
なぜなら、私が与えられている権利をすべての女性が受けているわけではないからです。統計的に見ても、ほんのわずかの女性しか享受していないのです。