千葉県松戸市は19日、市内の小規模保育事業所「コモレビ・ナーサリー」で9~10月、女性保育士3人が1、2歳の園児計6人の頭をたたくなど計10件の不適切な行為があったとして、再発防止を求める行政指導を行った。退職した保育士から「虐待している」と9月下旬に市に通報があり、防犯カメラの提出を受けて調査していた。県警は暴行容疑で調べている。

市によると、30歳の保育士は、1歳男児が給食時に眠りそうになった時に額を手でたたいた。31歳の保育士は、泣いていた2歳女児をトイレの個室に4、5分間放置し、44歳の保育士は1歳男児のこめかみを7度こづいた。

同事業所には1、2歳児17人が在籍。運営する社会福祉法人菊光会(松戸市)は、20日に保護者向け説明会を開くという。