江戸時代の日本人の多くはこんな平和的な解決法を望んでいたんだよなあ

>中公文庫の『日本の歴史19 開国と攘夷』には、江戸吉原遊女屋主人藤吉の意見書が紹介されている。
>「なにげなく漁業をしている様子で異国船に近寄り、鶏や薪水や、
>そのほか外国人の望む漆器とか絵画などを贈って、仲よしのようになり、だんだん打ちくつろぎ、
>そのうちに外国船に乗り込み、酒もりなどをはじめる。そうこうしている間に、酒によったふりしてまず日本人同士でけんかをはじめる。
>そうすると外国人も口を出し手を出すようになるだろう。それを合図に、軍艦の火薬庫に火をつけ、また鮪包丁で、かたっぱしから外国人を切りすてる。
>成功はまちがいなしです。」(『開国と攘夷』p.48)