死者1日2万-中国を待ち受けるコロナ変異株感染爆発、驚愕の試算

 毎日の死者が2万――そんな恐ろしいことに、来年の3月、中国はなってしまう。あくまでも予測だが、ニュージーランドに本拠を置くシンクタンク(ウイグラム・キャピタル・アドヴァイザー)の発表した数字が、いま盛んに世界を飛び交う。

 入院を要する新患者が、1日当たり7万と推定され、ベッドが足りず、医療崩壊が起こる。その結果が1日当たり2万の死者になるという計算だ。

 では、中国の専門家はどう見ているか。政府の感染予防センターから離れたが、諮問メンバーを続けるフォン・ツー・チェンは、「中国青年報」のインタビューに、全人口の80~90%が感染するだろうと答えた。

 また上海の復旦大学の研究グループは、オミクロン株の出現によって、3ヵ月以内に死者が160万に達すると予測した。大雑把な計算だが、1日当たりにすると1.8万弱で、ニュージーランドのシンクタンクの数字ともツジツマが合う。