吉田茂もあの世で嘆いてるわ


これまで、ほとんどの戦争は自衛のためという名目で行われてきた。侵略のためといって始められた戦争はない。そのため、一九四六年の衆議院本会議で、当時の吉田茂首相は、憲法第九条の平和主義について「直接には自衛権を否定しておりませぬが、第九条第二項において一切の軍備と国の交戦権を認めない結果、自衛権の発動としての戦争も、また交戦権も放棄したのであります」と答弁したのである。