「うちのおかんがね、好きな配信者がおるらしいねんけど」 
『そうなんや』 
「その名前を忘れたらしいねん」 
『好きな人の名前忘れてまうってどうなってんねん』 
「いろいろ聞くんやけどな、全然わからへんねん」 
『ほんだら俺がね、おかんの好きな配信者一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたかとか教えてみてよ』 
「頬骨がすごい出てて声が大きいいうてた」 
『かっさんやないかい? 
その特徴はもう完全にかっさんやがな 
すぐわかったよこんなもん』 
「俺もかっさんやと思てんけどな、おかんが言うには、出身地が館山らしい」 
『ほなかっさんと違うか! 
深くは掘り下げんけど697やねんあれは 
697なのよ、ニコラジスタッフも館山思うて行ったら697やからね目が点になってたよ絶対 
ほなかっさんちゃうがなそれ 
もうちょっと詳しく教えてくれる?』 
「なんであんなに、すぐわかる嘘をつくのかわからんらしい」 
『かっさんやないかい! 
野球で日本代表言うてたけど元木の前でそれ
言うとき、ものっそい声小さかってん 
俺はね、あれは本能的にプロの前だと見透かされると不安になったからやと睨んでるのよ。 
梨の目は騙されへんよ。梨の目騙したら大したもんや。 
梨はなんでもお見通しやねんから! 
かっさんやそんなもんは!』 
「わかれへんねん、でも」 
『何が分かれへんねん。』 
「俺もかっさんやと思てんけどな、おかんが言うには、学校の道徳の授業で見せても全然いいっていうてた」 
『ほなかっさんちゃうやないかい! 
一番非道徳的やねん! 
かっさんはね、クズやから同類でクソデブハゲのこどおじ童貞みたいな進退窮まった社会のゴミが喜んで見てられんねん 
同接多いんはネットにそういうゴミが溢れてるからや 
そういうカラクリやから! 
かっさんちゃうがな。 
もうちょっとなんか言ってなかった?』 
「出演予定の公式がよく潰れるらしい」 
『かっさんやがな。 
共演者にほんま迷惑やねん 
身から出た錆や 
挙げ句のはてにマネージャーがTwitterで
クライアントに逆ギレすんねんで? 
かっさんやそんなもん』 
「わかれんへんねん」 
『なんでわかれへんのそれで』 
「俺もかっさんや思てんけどな、おかんが言うには、お坊さんが修行の時に見てるって言っててん」 
『ほなかっさんちゃうやないか! 
生臭坊主しか生まれんのよあんなの見たら 
仏様と対極の位置におんねん 
地獄に落ちる典型的な男やで 
かっさんちゃうがな。もうちょっとなんか言ってなかったか?』 
「パクリゲーとかの案件に使われているらしい」 
『かっさんや! 
後輩がパクリ元の公式に出てるのに自分はパクリゲーの案件てプライドズタズタやで 
かっさんやん絶対!』 
「おとんがいうには、セイキンちゃうかって」
『いや、絶対ちゃうやろ! 
もうええわ。どうもありがとうございました