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酒盗(しゅとう)とは、魚の内臓を原料とする塩辛である。
鰹を使ったもののほか、鮪、鮭、鯛、秋刀魚といった様々な魚類で作った製品がある。また、内臓だけではなく、身も漬け込んだもの、柚子や唐辛子で風味をつけたものなどもある[注 1]。
鰹の塩辛は近世には既に存在しており、現在では高知県や鹿児島県の名物となっている。
正徳2年(1712年)頃の出版とされる百科事典、和漢三才図会にすでに酒盗という名称がみられる。これを肴に飲むと酒がすすんでしまい、「盗まれるように酒がなくなっていく」あるいは「酒が無くなったら盗んででも飲みたくなる」からともいわれている。一説には、土佐藩第12代藩主山内豊資が土佐清水でこれを振舞われた際に名づけたという伝承があり、それまでは身に塩を叩くようにして馴染ませていたことから「鰹のタタキ」などと呼ばれていた。
鰹の胃と腸をよく洗い、辛口では20%、甘口のものでは10%程度の塩を使用して漬け込む。メーカーにより酒、みりん、蜂蜜などで調味し、半年から一年以上漬け込んでから出荷される。内臓に含まれる消化酵素によって発酵し、これがすすんだものは茶漬けにするととろけるほどになる。飯のおかず、酒の肴として食べられる。
鰹の内臓は魚体が4 - 5キログラムで50グラムの内臓が取れる。もともとは生利節を製造する際に大量に出る内臓を、漁師や加工業者が塩辛にして食べていたものが始まりであると言われており、一般家庭で作られることはほとんど無い。
酒盗を料理の調味料として使った様々な調理法が考案されている。生で和え物などにしたり、アンチョビのように加熱してチャーハンのような炒め物、また煮物などに隠し味としても利用される。
やで
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295それでも動く名無し (中止 99e9-aH43)
2022/12/24(土) 21:25:15.97ID:laU49VZB0EVE■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています