4カ月前まで同類だと思ってた…12球団で貧打記録のブービーだったオリックス 最下位・中日の躍進へ勇気と希望
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>目の前で26年ぶりの日本一に王手をかけたオリックスを、僕はわずか4カ月前まで竜と同類だと思っていた。今季の中日の総得点414は、12球団最少だ。このチームを追っていると何度も貧打記録を調べることになるのだが、かなりの時期まで最少ではなくブービーだった。

 交流戦終了時点で、オリックス(64試合)は174、23本塁打。中日(62試合)は189、35本だった。借金4を抱え、首位とは7・5ゲーム差。大きなお世話だが、僕はひそかに相哀れんでいた。ところがリーグ戦再開以降のオリックスは、もはや同類ではなかった。閉幕時はリーグ4位とはいえ総得点を490まで伸ばし、本塁打も中日の62本を軽く抜き去り、89本まで上積みした。