「真面目に努力」若年層ほど低く 社会に悲観的意識強まる

新型コロナウイルス禍で深まった経済格差や不平等感の是正策などを話し合う催しが8日、東京都内で開かれた。開催した労働政策研究・研修機構は、良い人生を送る条件に「真面目に努力する」を挙げる割合が、若い世代ほど低いとの調査結果を公表している。高見具広主任研究員は「若年層を軸に社会への悲観的な意識が強まっている」と分析した。

 参加者の一人で、政策提言を実施している「日本若者協議会」の室橋祐貴代表理事は、社会を変えられると考える若者が少ないと指摘。自己の在り方を肯定できるような教育が大切だと訴えた。
 全国の20~69歳にネットで調査し、5370人の有効回答を得た。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/218778