福島県の磐梯山でおとといから火山性地震が増加していて、気象庁は噴火警戒レベルを「2」に引き上げる可能性があるとして注意を呼びかけている。

磐梯山では地下のマグマの移動などによる「火山性地震」がおとといから増加していて、きのうは現在の観測体制になった2000年以降で最も多い775回(速報値)に達した。

火山性地震はきょうも1時間に20回前後確認されていて、気象庁は「これまでにない地震活動になっている」としている。

そのため今後、継続時間の長い振動が起こる「火山性微動」などが確認された場合は、噴火警戒レベルを現在「1」の「活火山であることに留意」から「2」の「火口周辺規制」に引き上げる可能性がある。

「2」に引き上げられれば、噴火警戒レベルが導入された2009年以降で初めてで、気象庁が注意を呼びかけている。

福島テレビ