日吉辰哉プロの名言置いとくぞ


思い付きで出た言葉ですが、変に誤解されるのはつまらないと思いまして、どうしても長文になってしまいます。
 端的に言えば、脳で打たずに身体で打つって感じでしょうか。
 最近「正着打を打たないとダメ」という風潮を感じてまして、それだけじゃ麻雀は楽しめないだろうし勝てるわけじゃないのに「それをしないと悪だ!」みたいな風潮に私自身は辟易としているわけです。
 もちろんそれ(正着を打つこと)ができた方がいいに決まってます。でもこのままだとそれが出来ない人たちは麻雀続けられないかなぁと、せっかく始めたけどやめちゃう人が出そうだなぁと、どっかで思ってまして。
 視聴者であるアマチュアの方に向けて「どんな打ち方でもいいんだよ」っていうことを発信したかったからが故に出た言葉です。
 一方、プロの世界に限った場合でも「正着打」って何なんだろうと考えさせられることが多いんです。
 前原さんや高宮さんの打ち方を見ていると、いわゆる「正着と言われる打ち方」をしていないことが多いと思います。でも、お2人は現実の勝負では勝ちます。めちゃくちゃ勝ちます。私はそこにこそ麻雀の魅力が集約されていると感じているのです。
 
 もちろん「麻雀の正着打とは何だろう」と、研究している人たちのことを悪く言うつもりはありません。戦術の進歩のために必要なことであり、素晴らしいことだと思います。
 しかし、何度も言いますが「正着を打たないとダメ」みたいな考え方に凝り固まり「実は全然違うところにあった正着」が見つかる可能性を狭めてしまったら、本末転倒なのではないかと、そう思うわけです。
 もしかしたら、私たちが脳で考える理屈なんかよりも「脊髄反射」みたいな麻雀の方が「正着」というか「真理」に近いかもしれないじゃないですか。
 そういう意味で「ボディ麻雀」という言葉を発してしまいましたが、それがこうやっていじってもらえているのは、とてもありがたいと思っております。