清宮、立浪に感謝してた

―昨季は自己最多の18本塁打。沖縄・北谷での試合前に、敵将の中日・立浪監督から指導を受ける姿が印象的だった
 「実は立浪さんには2021年の名古屋でのオープン戦のときにも話をしていただいた。『割れをつくれ』と。割れのつくり方は人それぞれで、最初から腕を張って距離をつくる人もいれば、打ちにいく中でつくる人もいる。僕は最初から腕を張って打ちに行くタイプだけど、それがなかなか…」

 ―2年連続の立浪塾での効果は出ているか
 「まだまだですが、以前よりは良くなっている。早めに打ちにいく体勢をつくるイメージで。それが体現できたのが昨年5月5日の2本の本塁打(楽天戦、札幌ドーム)だった。立浪さんにとって僕なんて全く関係ない選手なのに、親身になって教えて下さった。何としてもやらないと」

 ―中日には対戦を待ち望む投手もいる
 「同学年の清水(達也)ですね。高3春の関東大会でうち(早実)と花咲徳栄がやって、エースをマウンドから降ろして『よっしゃ』と思ったら、清水が出てきた。すげえピッチャーいるなと思った。昨季はいい場面でバンバン投げていた。交流戦でやりたい」

 ―あらためて新シーズンへの抱負を
 「昨季は僕が一番試合に使ってもらった。そのボス(新庄監督)が日本一を目指すと言っている。だったら、戦力がどうあれ、僕が胴上げを実現させます」