赤緑試験の仕組み
赤い光の波長(635nm付近)は緑(535nm付近)よりも長いので、角膜や水晶体で屈折されにくく、ピントの合う位置は緑よりも後方になるんや。
緑の中の黒十字がくっきり見える場合は下図の上段のように赤と緑を平均した波長(585nm)の光は網膜の後方で集光するで。
これは掛けている凹レンズの度数が強すぎる過矯正を意味し、ピント合わせのために水晶体を厚くする調節が必要になるので眼精疲労の原因になりよる。
赤の中の黒十字がくっきり見えるのは下図の中段のように凹レンズの度数が弱いことを意味すんねん。
下段のような状態では赤と緑の中の黒十字は同等にクリアに見えて、適正矯正と判断されるんやで。
https://i.imgur.com/OS8PDFe.png