【阪神】岡田監督 ベンチへの〝データ持ち込み〟厳禁へ 準備と判断力を試される虎ナイン

矢野前監督時代と異なり、試合前のアプローチが変わることになりそうだ。岡田監督も次のように説明する。

「オリックスの監督の時もそうだったけど、ベンチに書類なんか持っていかせんかった。コーチには『持ってくんな』言うて(内容を)『みんな覚えてこい』って。
そんなん、試合前に終わっとけと。去年までもそうやろ? 例えば、ピッチャー変わるたびに(資料)見て、ベンチで大きなファイル開いて(笑い)。攻撃なら交代投手は、いても5、6人程度なんやから」

 投手・打撃・守備走塁の各担当コーチには事前情報としてプレーボール前までに、それぞれが脳裏に焼き付けておくことを徹底させる。

 このように準備レベルを一段階引き上げる一方で岡田監督は「資料はあくまで資料」とし、情報に頼りすぎるような偏った采配には否定的だ。

「実際のゲームで(事前情報の)全てを使う必要なんてないわけやんか。頭に入れておけるものについては、入れておけってことよな。
ゲーム始まったら、プレーボールになってからの感性。相手のピッチャーのボールの感じ、打者の調子の良し悪しとかな。それは試合に出ている奴が一番分かるんやから」

https://news.yahoo.co.jp/articles/912fcc92586957077821d6ca546f31e036d1c045