求職活動をしない“無職中年”が推定100万人超。コロナショックでさらに…
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無職中年の40.9%は求職活動をしていない

中高年の就労支援、ひきこもり訪問支援を行う一般社団法人トカネット代表の藤原宏美氏は「国のデータからも取り残されているため、支援の手が届きにくい」と話す。

「’00年代からひきこもりが社会問題として語られるようになったことで公的支援制度も整備されてきましたが、つい最近まで支援対象は15~39歳と、無職の中高年は国の支援からも蚊帳の外に置かれている状況でした。

 昨年ようやく上限は撤廃されましたが、ただでさえ年齢的な問題で再就職が難しい中高年の支援に対し、『実績を残しづらい』と及び腰の自治体が多い。
彼らを社会から忘れられた存在とするのは簡単ですが、介護のために離職し求職活動ができない人、長年の激務で心を病んだ人、ケガが理由で長年携わってきた仕事ができなくなった人など、やむにやまれぬ理由で新型無職中年となった人が私の相談者にも少なくありません」