4球団も指名をいただき、大変高い評価をしてもらいました。そして、抽選で引き当てたのはファイターズ。これは初めて言うのですが、ファイターズに一番行きたかったので、本当に嬉しかったです。その瞬間は、早稲田の寮でチームメートたちが一緒に祈ってくれて、津田球団社長(当時)が引いてくれた。「ヨッシャー!」と喜んだことを覚えていますし、入団後も津田球団社長には球場で会うたびにお礼を言っていたくらいです。

 日本ハムに行きたかった理由は、自分が一番成長できる環境があると思ったから。若い投手が多く、やりたいことに自由に挑戦できる。型にハマることは好きなタイプではなかったので、この球団でプレーしたいと思いました。6年経った今、日本ハムに入って本当に良かったと思います。

 球団に初めてメジャーへの想いを伝えさせていただいたのは2019年オフの契約更改の席。率直に「メジャーで勝負したいです」と気持ちを話すと、吉村GMに「選手の夢は応援する。頑張れ」と言っていただきました。入団する時からアメリカに行きたい夢があることを知っていて、応援し続けてもらい、大卒6年目の年で行かせてもらえることを本当にありがたいと思うと同時に、その分、感謝を結果で示したいです。

 北海道からメジャーに渡るということは、ファイターズの代表として行くことでもあります。僕の投球、言動、そういうものがファイターズの評価につながる。それに恥じないようにということを一番に思っています。ファイターズの理念にもあり、僕が6年間で身につけ、成長することができた「諦めない」という精神をどんな状況でも持ち、戦い続けることを約束します。そして、ローテーションを1年間、守り抜きます。

 最後に。6年間、いろんなことに自由に挑戦させてもらい、日本一も経験させてもらいました。本当にファイターズの一員になれて良かったと思いますし、ファイターズじゃなかったら、今の自分は絶対にいなかったと言い切れます。その感謝を胸に、アメリカで頑張ってきたいと思います。
https://full-count.jp/2021/02/07/post1044800/

なんだったのか