>>510
旦那の米山は元々沖縄に基地あるのしゃーない論者やし仁藤とは相容れんやろ

敢えて申し上げるのですが、私自身は、普天間基地の県外移転には絶対反対です。
第2次大戦で沖縄が激戦地となったのも、その後米軍が沖縄に基地を築いたのも、決して沖縄の人をいじめたいと思ったからではありません。
沖縄がかくも「軍事」というものに振り回される最大の理由、それは、日本列島と台湾との中間点にあり、中国が太平洋に出て行く出口をふさぐ軍事的要衝に位置するという、「地政学的重要性」にあります(世界地図を見ていただけると、分かると思います)。

ジュゴンを本当に守りたいなら、そもそも普天間基地返還自体を見直して、市内に基地を存続させるのが一番です。
それは勿論宜野湾市の住民の負担を伴いますが、誰も何の負担もなく、ジュゴンを救うことは出来ません。
又ジュゴンよりも宜野湾市の住民の負担の軽減が優先だというのなら、計画通り海上基地を建設して、可哀想でもジュゴンには犠牲になってもらうしかないでしょう。
そしてもし、軍事上の要請を満たした上でジュゴンも宜野湾市の住民も救いたいというのなら、これはもう一念発起して、技術の粋を集め、1兆円でも2兆円でも費やして沖縄沖にメガフロート基地でも作るしかないのではないかと思います。
その際には、子育て支援を止めるなり、高校教育無償化を止めるなりして日本国民がそのコストを負担する必要が当然生じます。

どう否定してみても、軍事には「軍事の論理」が厳然としてあります。これは何も軍事に限ったことではなく、例えば医療にも、例えば経済にも、その世界にはその世界の「業界の論理」というものがあります。
「業界の論理」ばかりを振り回して人間が不幸になる、それは勿論全力で避けるべき事ですし、とかく「業界の論理」ばかりに目を向けてきた自民党は大いに反省すべきです。
しかしだからといって「可哀想の論理」ばかりを振りかざして「業界の論理」を無視するなら-確固たる防衛戦略なく普天間基地を本州に移転し、代替案を示さず後期高齢者医療制度を廃止し、成長戦略なきばらまきを続けるなら-軍事も、医療も、経済も崩壊してしまいます。
それは結局の所、救ったはずの「可哀想」よりももっと多くの新たな「可哀想」を作り、多くの人を不幸にするだけの結果に終わります。

http://www.election.ne.jp/10840/80033.html