スキンシップは手のひらでする。
右手で、時には左手で、レッドテンペストの首すじ、腰から尻にかけたあたりを優しくさする。
このタッチングのねらいは、馬の気を落ちつけること、その一点にしかない。
必要とあらばボクはそれを何度もくり返す。
レッドテンペストの心に大きな落ち着きがあらわれるまで、やめない。