栗山英樹監督(61)は11日、都内で3月のWBCに挑む代表メンバーの選考会議を開き、カージナルスのラース・ヌートバー外野手(25)を呼ぶことを明言した。
母親が日本人の日系2世で、日系メジャーリーガーが侍ジャパンに加わるのは初めて。

招集理由は、勝つための戦力が第一。
ただ、日系選手を呼ぶ意味も強調した。

「今の時代に、まだ戦争が起こる。
もともと人はみんな1つだったはず。
スポーツは国境を越える。
子どもの時に一緒に遊んでいた人と、戦争する気なんか絶対に起こらないと、僕は思っている」

口説き文句を問われ「I love you。冗談ですけど」と笑ったが、“愛”は本物。
ヌートバーとのコミュニケーション方法について、栗山監督は「僕が英語をしゃべる努力をしていきます」と話した。
母クミさんからは「それまでに、しっかり日本語を伝えておきます」と言われたという。
また、ヌートバーの人柄を問われると「直接話したら100%、全員が好きになる」と、ナイスガイであることを強調した。

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