イタリアは、ギリシャやスペインと並んで、EUにおいて闇労働や非正規労働が最も広く行われている国の1つである。

イタリアでは、国内総生産に占めるいわゆるアングラ経済(地下経済)の比重が、約20%から26%といわれている。OECDによる最近の統計によれば、

労働力全体に占める非正規労働者の割合は28%にも上り
そのうち45%は企業の賃金台帳に記載されておらず
36%は副業に従事しており
15%は外国人労働者によるものであるとされている

また、ここ数年は、EU諸国への不法移民がいっそう増えたために、闇労働が拡大しているようである
さらに、闇労働に関する南部の状況は甚だしく、3人に1人が非正規労働者であるとの報告もある
そして、非正規労働は、失業率の上昇や違法な労働活動の拡大にも影響を与えているようである


失業してて国から手当を受けてるけど闇で稼いでいるからそんなに困ってない人が多い