「世論は冷たかった」KBO2冠の球界最高右腕が高校時代の暴力騒動で選外に。WBC韓国代表のメンバー選考が波紋「モラルが優先」
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 おおよそは予想通りの顔ぶれと言っていい。そんなメンバー選考の中で小さくない波紋を広げたのは、“国内最高の投手”と評されるアン・ウジンの選外だった。

 現在23歳の右腕は、プロ5年目の22年シーズンに躍動。超が付くほどの打高投低の韓国球界にあって防御率2.11、224奪三振と圧倒的な数字をマークして投手2冠に輝いた実績を残していた。

 まさしくエース級の活躍を見せたアン・ウジンだけに、WBCのメンバー入りも当然と見られていた。しかし、シーズン終了間際に高校時代に野球部の同僚と後輩へ暴行を振るう事件を起こしていたスキャンダルが発覚。
これによりプロ入り前に大韓野球ソフトボール協会から3年間の代表入りの資格停止を受けたのである。

 もっとも、アン・ウジンが資格停止によりWBCに出場できないわけではない。大韓体育会の規定で資格停止処分によってオリンピック、アジア大会などの代表入りこそ認められないが、メジャーリーグ機構が主催するWBCは上記規定が適用外となる。
ゆえにアン・ウジンはメンバー入りの可能性があったのだが、世論の反響もあって、選外となった。