ルールがクソなんやろ
守ろうとしても守れない



1月8日、札幌市・大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ137メートル)にて開催されたノルディックスキージャンプ女子W杯の11戦目は、1本目に135.5メートルをマークしたシリエ・オプセト(ノルウェー)が今季3勝目を飾った。

 一方、昨シーズンに年間総合優勝を飾り、今大会でも優勝候補筆頭と目されていたマリタ・クラマー(オーストリア)は失格で終わった。1回目を飛んで8位につけた女王だったが、直後にスーツ規定違反を告げられたのだ。


 オーストリアのヘッドコーチを務めるハラルド・ロドラウアー氏は、「技術的にはとてもきれいなジャンプだっただけに残念だった」と無念さを口にしたと独ポータルサイト『SALZBURG24』は伝えている。

 FIS(国際スキー連盟)のコメンテーターを務めるフリージャーナリスト、ルイス・ホルヒ氏は、「マリタ・クレイマーが今週末(7、8日)6人目の失格者となり、今シーズンの累計失格者は、例年の2倍を記録している」と現状が“異常事態”であるとし、「6人のうち5人は、スーツ規定による問題だった…」と報告する。