ポプコフの犯行の動機は、妻が不倫をしたという疑惑から生じたという。被害者は、警察官の男性1人を除いて、16歳から40歳までの女性ばかりだった。女性の被害者は、売春婦やアルコール好きの若い女性で、ポプコフが「不道徳だ」と考えた人だった。

1992年から2010年にかけて、アンガルスク、イルクーツク、ウラジオストクの各地で、警察官の制服に身を包んだポプコフは、タダ乗りを約束して被害者を誘い出し、性的暴行を加えたという。

ナイフや斧、バット、ドライバーなどの道具で女性を殺害し、遺体を切り刻んだため、ロシアのメディアでは「狼男」と「アンガルスクの狂人」と呼ばれた。

ロシアの警察は1990年代半ばに同様の方法で殺害された女性が発見されたため、同一の加害者として捜索していた。大規模な調査や生存者からの証言にもかかわらず、ポプコフは20年間警察から逃れていた。

アル中や売春婦は許されない模様