日本ハムのドラフト1位で二刀流左腕・矢沢宏太投手(22=日体大)が、初のフリー打撃で快音を連発した。

 新人合同自主トレ第3クール初日の17日、千葉・鎌ケ谷で打撃練習などを実施。屋内練習場では初のフリー打撃が行われ、矢沢は3分3セットで非凡な打撃センスをみせた。

 打撃投手を務めたのは昨季限りで現役引退した長谷川凌汰氏(27)。現役時代に最速153キロを誇った本格派右腕から、1セット目の初球をいきなりセンター方向へはじき返した。長谷川氏も「(ドラフト5位の)奈良間も(育成3位の)山口も初球はファウルだった。初球からコンタクトしたのですごい」と感嘆していた。

 矢沢は「1球目を投げた瞬間に速いと思ったが、反応で打つことができた。大学の打撃投手より速い。自然と力が入りました」と振り返った。
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