エスペラントは人工言語であるため、公式にはどの自然言語とも類縁関係にないとされている。
どの国の言語でもないため言語による民族感情に左右されず、
特定の民族に有利になったり不利になったりしないため、だれでも使用の恩恵を受けられると言われている。

しかし実際には文法、語彙ともにヨーロッパの諸言語、とりわけロマンス語を基礎に成立しているため、
既存の語族に分類した場合、エスペラントは印欧語族に分類されるとの見方が20世紀初頭からある。
そのため、非ヨーロッパ言語の話者には習得や運用が難しい(英語など、ほかの自然言語よりはまし、という程度でしかない)
という、日本を含む非ヨーロッパのエスペランティストからの指摘もある。