阪神・糸原健斗悲壮感…「厳しい立場」

阪神・糸原健斗内野手(30)が21日、甲子園の球団施設で取材に応じ、今季にかける悲壮な決意を口にした。
昨季は主に二塁のレギュラーとして132試合に出場したが、今季は二塁はもちろん三塁も埋まる見込みで、自身の立場に言及。
1月に自主トレ先を訪れた糸井嘉男氏(41)=球団スペシャルアンバサダー=の激励に応えるためにも、定位置奪取を目指す。

【写真】11月には結婚を発表した糸原健斗内野手

栄枯盛衰はプロ野球の常。だが、このままフェードアウトしていくつもりはない。糸原が自身の置かれた状況を打破する決意を、悲壮感をにじませながら熱く語った。

「僕自身、今年は厳しい立場になるかもしれない。でも、しっかり自分のやることはできるように。準備だけはしっかりして、チームへの貢献を一番において、どこ任されてもできるように準備していけたら」

昨季は132試合に出場して打率・247、3本塁打、36打点。スタメンとしては最多が三塁で65試合、続いて二塁を54試合守った。
だが、2023年は昨季、遊撃のレギュラーだった中野が二塁にコンバートされ、三塁は佐藤輝が固定される見通し。これまで主戦場だったポジションを奪われることになり、
守備位置について「全然わからない」という。イチから競争を勝ち抜かねばならない。自身の置かれた立場を、冷静に見つめた。

覚悟して臨むオフだからこそ、先輩の優しさは身に染みた。先日、現役中から親交の厚かった糸井氏(球団スペシャルアンバサダー)が自主トレ先にやってきた。

「叱咤(しった)激励に来てもらった。すごくありがたい。バッティングピッチャーも少し投げてくれたので、ありがたかった。差し入れで弁当、昼ご飯、全員分持ってきてくれたので、すごく感謝しかないです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/0d6ec3a121da7e81a1926bf99241a355c619c686