>貴景勝の綱取り成功を前提に浮上していた夢のビッグプランも自然消滅となりそうだ。初場所後の28日、宮城野親方の引退相撲が国技館で開催される。その最大の見せ場は、最後の横綱土俵入り。角界関係者によると、同親方の頭の中には太刀持ちに横綱照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)、露払いに新横綱となったばかりの貴景勝を従える構想があったという。

>過去には2015年5月に先代九重親方(元横綱千代の富士)が太刀持ちに白鵬、露払いに日馬富士の現役両横綱を従えて還暦の土俵入りを披露した例がある。「ウルフ」の愛称で国民的人気を誇った大横綱との〝共演〟には、当時の白鵬も大きな刺激を受けた。今度は自らが土俵の中央に立ち、現役横綱との〝そろい踏み〟が実現すれば、最高の花道となっていたに違いない。

実現できなくて残念やな