2022年に発生した鳥インフルエンザにより、米国では5700万羽以上のニワトリが死亡または処分された。そこに飼料の高騰、インフレと相まって卵の価格は2倍以上になっている。

 米国政府の統計によると、2022年1月の大型卵1ダース(12個)の平均価格は1.93ドル(250円)だったが、12月には4.25ドル(560円)にまで上昇した。だがメキシコの卵なら12個で1.2ドル(156円)だ。

 鶏肉や生卵を米国に持ち込むことは、鳥インフルエンザや鳥が死に至るウイルス性のニューカッスル病を広げる危険性があるため、2012年から禁止されている。

 連邦捜査官は、きちんと申告すれば、卵は没収するも罰金刑には問わないが、無申告でばれないように密輸した人には厳しい態度で臨むという。

 また、生きたニワトリや七面鳥も、病気が蔓延する恐れがあるため、持ち込みが禁止されている。

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