暗い中で僕らはそのままでいたけど、怖くなってきて、「おい、徳井さん!」と言った。
徳井さんは動かないままだぅった。

その時、海岸の方からゴツっという音が聞こえてきた。
何だろうと思う暇もなく、「ちぇーーーーちぇーーーーいーーー」っていう感じのお経みたいなのが聞こえて、暗い中を全身緑の塩田が走ってきた。

僕はめちゃめちゃ怖くなって、目をとじた、本当にこわかった。めっちゃ小さい全部緑の塩田が走ってきたんや。

そしたらめちゃめたy大きい声で「ちゅーーーーーちょーーーーーちぇーーーーーー」と たぶん塩田が叫んで、吉岡さんが泣き出した。

僕が怖すぎて目をあけると、道路の向こう側の電灯の下のとこに、
塩田がいっぱいいた。顔は塩田の顔やった。