柳本容疑者は入念に下調べをし、下校後1人で留守番する女児を狙い続けた。

「6年間で被害に遭った10人の女児のほとんどが、ドアを開けた直後に押し入られている。女児にカッターナイフを見せて『殺すぞ』『刺すぞ』などと脅し、わいせつな行為を繰り返した。なかには、裸を携帯電話で撮影された女児もおり、その精神的な苦痛は想像を絶する。
これまで大阪府は教育機関と警察が連動し『知らない大人についていかないように』『防犯ブザーを持とう』と注意喚起をしてきたが、ブザーを押す暇もなく襲われたとみられ、そうした警鐘を嘲笑うように、柳本は犯行を続けてきた。
一方で柳本は成人女性の女子寮に侵入し盗撮などもおこなっており、府警は計40件を立件した。ロリコンというわけではなく、自分より弱い者を狙い続けていたようだ」(前出)