https://mainichi.jp/articles/20230124/k00/00m/040/139000c
全国で相次ぐ強盗事件に関連し、各地で実行役として逮捕された容疑者らは、「ルフィ」と名乗る人物からスマートフォンを通じて強盗などの指示を受けていたことが捜査関係者への取材で判明した。この犯罪グループが関与したとみられる強盗や窃盗事件は30~40件程度あるとみられる。東京都狛江市では住人の大塩衣与さん(90)が殺害されており、警視庁調布署捜査本部は犯罪グループとの関連を調べている。

 捜査関係者によると、グループはSNS(ネット交流サービス)上の「闇バイト」募集で実行役を集めているとみられ、募集に応じた相手とは匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」などを通じてやりとりしていたとされる。

 警視庁や各県警がこれまでに逮捕した強盗事件の容疑者の携帯電話を解析したところ、ルフィと名乗る人物からテレグラムなどを通じ、強盗の日時や場所、手順などの指示を受けていたケースが複数確認されたという。