>>348
途中ハワイに寄って別れた日本人3人を拾いにいく。しかし一人は病死、一人は現地で結婚していていた。

万次郎はぼっちの日本人1人だけを連れて行く事にする。

いきなり土佐に行くと外国船は打ち払われるので、まずは琉球へと向かい、そこから日本へ戻ることにした。

船は無事に琉球に着くが、1年近く取り調べられ、やっとこさ土佐への帰郷を認められる。

この時、土佐漁民としての身分を剥奪される。出航禁止命令。以後は農民として陸で暮らす条件つきで帰郷する。

しかし時代は幕末、江戸にペリーが来航し黒船騒動。英語が出来ない幕府は交渉が出来ずに困り果てる。

アメリカ帰りの万次郎のうわさが幕府に流れる。農民で英語万能な万次郎は通訳として江戸城へ呼ばれる。

江戸城には武士しか上がれないので、万次郎は異例の身分昇格。なんと旗本にジョブチェンジ。万次郎は武士になった!

武士になった万次郎は通訳として大奮闘。アメリカの知識を求めて来る幕府の重鎮や維新志士は多く、どんどん仲良くなる。

やがて明治維新が始まる。日本大混乱。鳥羽伏見の戦いで幕軍敗走。江戸城無血開城。明治新政府誕生。日本開国へ。

ここでも万次郎の英語が大活躍。アメリカの現状、交渉術、船舶知識なども豊富な万次郎はそのまま新政府の役人になる。

その後も明治維新の一端を担う存在として日本に尽くす。晩年は土佐へ戻り、母や家族と静かに暮らしたとさ。