米アカデミー賞に対抗して最低映画や俳優を選ぶゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)の主催団体は25日、最低女優賞の候補としていた子役、ライアン・キーラ・アームストロングのノミネートを撤回して謝罪した。

アームストロングは「炎の少女チャーリー」で主演。
まだ12歳だったことから、ラジー賞のノミネートは批判の的になっていた。

ラジー賞共同創設者のジョン・ウィルソン氏は25日に発表した声明の中で「時として何も考えずにやってしまうことがある。それで非難されてから悟る。そもそもラジー賞が創設された理由はそこにある」と釈明した。

その上で、「11歳の(原文まま)アームストロングを我々の受賞候補にノミネートしたことに対するもっともな批判は、今回、我々がどれだけ無神経だったかを気づかせてくれた」と述べ、来月行う最終選考の候補からアームストロングを外したと説明。
「我々には正式にアームストロングさんに謝罪する義務がある。我々の選考の結果として彼女を傷つけたとすれば遺憾に思う」とした。

今後、ラジー賞にノミネートするのは18歳以上のみとすると同団体は表明。
「誰かのキャリアを台無しにする意図は決してない。だからこそラズベリー賞が創設された」
「誰にでも過ちはある。それは我々も同じだ。我々は『悪い事は自分で背負う』がモットーなので、その言葉通りにしなければならないと思った」としている。