阪神からポスティングシステムを使って米大リーグ、アスレチックスに移籍した藤浪晋太郎投手(28)に開幕投手を務める可能性が浮上した。26日(日本時間27日)、ア軍は開幕投手候補だったコール・アービン投手(28)をオリオールズにトレード。候補者が藤浪を含めて横一線になった。

【写真】アスレチックスのユニホームと帽子を身につけた藤浪

アービンは昨季、30試合に登板して9勝13敗、防御率3・98。先発として2年連続30試合以上に登板し、今年もローテーションの軸になるとみられていた。残った顔ぶれで実績があるのは昨季、21試合に先発して7勝のポール・ブラックバーン(29)と同じく21試合に先発して8勝のジェームス・カプリアリアン(28)の両投手だが前者は昨年8月、右手の腱損傷で長期離脱。カプリアリアンも12月に肩の手術を受けた。ともに開幕に間に合う見込みだが、不確定要素は多い。

他には韓国球界から復帰したドリュー・ルチンスキー投手(34)、昨季メジャーデビューしたばかりのケン・ウォルディチャック投手(25)らも候補だが、そこまで計算できるのか。

そこで浮上するのが藤浪だ。この日、正式に背番号が「11」に決定。過去2年、阪神で開幕投手を務めた実績もある。オープン戦で一定の成績を残せば、3月30日(日本時間31日)からの開幕カードで激突するエンゼルスの大谷翔平投手(28)との対決に俄然、注目が集まる。

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