後藤ふたり(中学生)「喜多ちゃんって好きな人いるの?」喜多ちゃん「!??」
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喜多「な、なによふたりちゃん、やぶからぼうに」
ふたり「だって喜多ちゃん、こんなに可愛いのに彼氏とかさ、
話聞かないから、どうなのかなっておもって」
喜多「わたしの好きな人だなんて…、そりゃもちろん」
喜多「リョウ先輩かしらねっ、私が結束バンドにはいったのもリョウ先輩に
一目ぼれしたからだしねっ」
ふたり「へー、そうなんだ」
喜多「そう、わたしが結束バンドに入ったきっかけは、先輩の娘になる
ためだったんだからっ」
ふたり「はは、喜多ちゃんおもしろーいっ」 ふたり「まあ、確かにリョウさん、演奏してる時とかカッコいいもんね。ほら」
喜多「あれ、これこの間の結束バンドのライブの動画?」
ふたり「うん、いつもライブ見に行った時、こっそりスマホで撮ってるんだー」
ふたり「……、どしたの喜多ちゃん?顔赤くなってるけど」
喜多「え!?…やだ、そう?リョウ先輩が、ベース弾く姿がさまになってるなって、
思わず見惚れちゃったから、そのせいかしらね、あはは」
ふたり「ふーん、そっかー」
ふたり「(喜多ちゃんの嘘つき)」
ふたり「(見惚れたのはリョウ先輩の演奏じゃないんでしょ?)」
ふたり「(………顔が赤くなったのは、おねーちゃんのギターソロが始まったシーン
からだったよ、…喜多ちゃん)」 ふたり「(どうやったら、喜多ちゃんを振り向かせることができるんだろ…)」
ふたり「(喜多ちゃんはおねえちゃんのことが好き、だったらお姉ちゃんの真似をしたら
私のことも好きになる?)」
ふたり「(だったら…)」
………
ふたり「喜多ちゃん、久しぶりー」
喜多「ふたりちゃん、久しぶりね。髪伸ばしはじめたのね」
ふたり「うん、どう…かな?」
喜多「うん、すごく似合ってるわね、その髪留めもすごくかわいい」
ふたり「っ……、ほんとっ!ありがとうっ…///」
ふたり「(喜多ちゃんが褒めてくれた、うれしい、よしこの調子、
けどモタモタしてられない…)」 ふたり「(おねーちゃんが喜多ちゃんのことどう思ってるか知らないけど)」
ふたり「恋愛上手そうな喜多ちゃんのことだから、きっとおねーちゃんに
積極的にアプローチかけたりしてるんだろうな…モタモタしてたら、いつの間に
2人がつきあってた、なんて日も近いかも…)」
ふたり「(それに、この先結束バンドがどんどん人気出て
有名になっちゃったら、喜多ちゃんが遠い存在になって…今みたく会う機会なんて
ほとんどなくなるかもしれない)」
ふたり「(そうなっちゃう前に、絶対に喜多ちゃんに振り向いてもらうんだっ)
ふたり「(おねーちゃんなんかに絶対に負けないんだからっ)」
この時の私の予想はことごとく外れた。
数年後。
わたしが高校生になったころには、結束バンドは解散。
喜多ちゃんは、地元で教師として働くことになり、遠い存在になるどころかわりと気軽に会える関係になった。
おねえちゃんは、ギター奏者として一躍有名となり、、その後、ある有名バンドマンと結婚した。
喜多ちゃんは、おねーちゃんに想いを伝えることもないまま、勝手に振られた。
この時の私の予想はことごとく外れた。
数年後。
わたしが高校生になったころには、結束バンドは解散。
喜多ちゃんは、地元で教師として働くことになり、
遠い存在どころかわりと気軽に会える関係になった。
おねえちゃんは、ギター奏者として一躍有名となり、、その後、ある有名バンドマンと結婚した。
喜多ちゃんは、おねーちゃんに想いを伝えることもないまま、勝手に振られた。
陽キャで恋愛上手だとおもってた喜多ちゃんはホントは臆病で恋愛下手だった。 市街
ふたり(高3)「大丈夫?喜多ちゃん、ほら肩かしてあげるからしっかりしてっ、
家までついていってあげるからね?」
喜多「う、うう…ご、ごめんなさいふたりちゃん」
ふたり「もう…こんなになるまで飲んじゃうなんて…、喜多ちゃんらしくないよ」
喜多「だって、ひとりちゃんの披露宴だし、テンションあがっちゃって…
こんなにめでたいことないんだから」
ふたり「(……強がっちゃって)」
ふたり「けど、まさかあのおねーちゃんが結婚だなんて信じられないよ」
喜多「そう…ね…、……う」
喜多「う…ぐす…あ、あれ、なんで私…泣いてるんだろ…はは、おかしいよね
…ひとりちゃんが結婚して…、こんなにめでたいのに…」
ふたり「喜多ちゃん…」 ふたり「(可哀そうな喜多ちゃん…、傷ついてるんだ…)」、
ずっと大好きだったおねえちゃんが結婚して)」
ふたり「(けど最低だなわたし)」
ふたり「(こんなに傷ついてる喜多ちゃんみて、チャンスだとおもっちゃってる自分がいる)」
ふたり「喜多ちゃん…」ギュッ
喜多「ふ、ふたりちゃん…急に何を…」
ふたり「ねえ、喜多ちゃん…?わたしは喜多ちゃんの味方だよ…?」
ふたり「喜多ちゃんの望むことなら…なんだってしてあげるよ?」
喜多「ふたりちゃん…」 ラブホ
喜多「んっ…ちゅっ…ちゅうう…ちゅ…ちゅぷ…」
ふたり「んっ…んっ…はあ…あっ…喜多ちゃ…、あっ…」
喜多「大丈夫…?怖くない…?」
ふたり「う、ううん…平気…、それより喜多ちゃん、もっと…シて…♡んっ…♡」
喜多「んっ…ちゅう…♡」
ふたり「あっ…気持ちいっ…、喜多ちゃんっ…はあ…あ、はあんっ…」
喜多「っ…、はあ…はあっ…んっ…んっ…」 翌日
ふたり「(まさか…、喜多ちゃんと一夜を共にすることができるなんて…)
ふたり「あんな表情の喜多ちゃん、初めてみた…、喜多ちゃんも気持ちよかったみたいだった…
ふふ…、わたしと喜多ちゃん、こういう体の愛称いいのかも…♡)」
喜多「……すう…すう」
ふたり「(ふふ…喜多ちゃんの寝顔、可愛いな…、…ん?喜多ちゃん…」
目に…涙が…?喜多ちゃん…泣いてる…?)」
喜多「……、ひとり…ちゃん…」ぼそ
ふたり「…………」
ふたり「(……ああそっか…。まあ、そりゃ、そうだよね)」 数日後
ふたりの部屋
ふたり「…」
ふたり「(所詮、喜多ちゃんは、結婚して届かない人になったおねーちゃんの代わりに私を抱いて、自分を慰めただけなんだよね)」
ふたり「(髪を伸ばしはじめた私を褒めてくれたのは、単におねーちゃんに似てきたから)」
ふたり「(気持ちよさそうな顔してくれたのも私をおねーちゃんと重ねてエッチしてたから)」
ふたり「(……わたしのことなんかこれっぽっちもみてくれてないんだ)」
ピロン
ふたり「ん…?ロインのメッセージ…?喜多ちゃんからだ」
『この間はごめんなさい、ふたりちゃん。わたし、酔ってふたりちゃんに
とりかえしのつかないこと…、…、』
ふたり「はは…なにこの長文のメッセージ。そんな罪悪感感じないでよ」
ふたり「私言ったじゃん」
ふたり「喜多ちゃんの望むことなら…なんだってしてあげるって」 数か月後
学校の校門
生徒「喜多ちゃーん、さよならー」
喜多「こら、喜多先生でしょ、さようなら、気をつけて帰るのよ」
ふたり「ふーん、ホントに先生なんだね、喜多ちゃん」
喜多「!!??ふ、ふたりちゃん」
路地裏
喜多「ふたりちゃん、なんでここにっ…」
ふたり「えーだって、喜多ちゃん、ロインしても全然返事くれないから
直接来ちゃったよ」
喜多「そ、それはごめんなさい…、それに、この間のことも…その、わたし」 ふたり「えー?何それ?全然気にしてないよ、それより喜多ちゃん、わたしのこと
みて…どう思う?」
喜多「ど、どうって…、…後ろに背負ってるのギター…?、そ、それに…その恰好は…?」
ふたり「うん、友達と組んで、本格的にバンド始めたんだ。それとこの恰好はね」
ふたり「ジャージは昔着てたおねーちゃんのおさがりのだよ?ねえ、喜多ちゃん」
ふたり「私のこと見てどう?……おねーちゃんに似て興奮する?」
喜多「……っな、何言って…、ふたりちゃん、冗談はやめ…あっ…」
ふたり「んっ…ちゅ…、はあ…♡」
喜多「ふ、ふたりちゃん、何して…やめて…やめてよ…」
ふたり「ふふ…、喜多ちゃん、顔、耳まで真っ赤だよ?」
喜多「そ、そんなことっ…」 ふたり「それに、この間みたいにエッチな顔になってる…♡わたし見て興奮してるんだ、
喜多ちゃん、エローい…♡」
喜多「ち、違っ…、何言って…、ふたりちゃん、冗談は…」
ふたり「ねえ、喜多ちゃん…もう仕事終わりでしょ?ねえ…」
ふたり「前、喜多ちゃんが誘ってくれた場所、今から一緒に行かない…?」
喜多「っ……」
ラブホ
ふたり「んっ…ちゅうう…ちゅぷ…はあ…、やんっ…♪喜多ちゃんっ…激しすぎっ…♡
そんなにこの恰好、興奮する…?そんなにいいんだ…♡」
喜多「はあ…はあっ…っ!!」
ふたり「けどいいよ喜多ちゃん…、喜多ちゃんが好きなように…、犯すみたいに、乱暴に
してくれて全然いいからっ…、喜多ちゃんっ…喜多ちゃんっ…♡あっあっ…!!」
……… 翌日
ふたり「(昨日は激しかったな…、喜多ちゃんに夜通し求められて…
すっごく気持ちよかった…)」
喜多「………、」
ふたり「(喜多ちゃんまた悲しい顔して寝ちゃってる…、
……わかってるよ。所詮私は、おねーちゃんの妹であっておねーちゃん自身じゃない)」
ふたり「(いくら私を抱いても満たされないんだよね)」
ふたり「(けど、これでいいんだ)」
ふたり「(わたしじゃ喜多ちゃんに振り向いてもらえないから…おねーちゃんの
代わりとしてのわたしじゃないと、相手してもらえないから)」
ふたり「(それに、例え、おねーちゃんの代わりだとしても。こうして喜多ちゃんに求められるの、
悪くないって思ってる自分がいるから…)」
ふたり「今はまだ…これでいいんだ。喜多ちゃんに必要とされるんであれば…)」
ふたり「大好きだよ、喜多ちゃん…♡」
FIN ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています