パトロール用オートバイにノーヘル(ヘルメット無し)の高齢男性を乗せたなどとして、兵庫県阪神地域の警察署に勤務する40代男性巡査部長が本部長訓戒の処分を受けていたことが27日、県警への情報公開請求などで判明した。「長い距離を走らないので大丈夫だと思った」と説明しているという。処分は2022年12月27日付。

 県警監察官室によると、巡査部長は同10月16日夜、路上に座り込んでいた80代男性をノーヘルのまま約600メートル離れた自宅にバイクで送り届けた。目撃者から警察署に通報があり確認したところ、巡査部長は行為を否定したが、目撃者が動画を撮っていた。

 このバイクは2人乗り可能で、ヘルメット着用義務違反で交通違反切符(白切符)が交付された。【宮本翔平】

https://mainichi.jp/articles/20230127/k00/00m/040/232000c