決まってなかったシリーズその①!
【椎名ナオキの漫画】

「椎名ナオキの漫画あったろ、あそこに森の入り口のヒントが隠されてるんだよ」
と、これまた大先生が仰いました。ドン43話のことです。椎名ナオキの漫画というのはドン22話「じごくまんがみち」で描いていた漫画「初恋ヒーロー新章」のことらしく。
へ、ヘェェェ~~~~。シラナカッタナ~~~~~~~……。そんな内容で作ったっけなぁぁぁ……。
基本的にはるかの漫画の内容に大先生は関与しておらずこの出来損ないAPと監督と漫画家のふじもとさんで決めていたので未来を予測するシステムのなかった我々には22話で原稿を作った時、43話時点での大先生のこの発言は予期できず……。
教えてくれ五〇。敏樹センセイは(事前に)俺に何も言ってはくれない――。さぁて困ったどうしよう。そこを知恵と工夫で乗り切ったのが、漫画の達人・加藤監督でした。ドン22話で既に作ってしまった「初恋ヒーロー新章」の原稿。幸いな事(?)に、あまり具体的な内容は22話に映っておらず。そこを逆手にとって、現状ある原稿にいくつか手を加えることで
あっという間にあたかも〝最初からそうなっていた〟ような原稿に作り変えてしまったのです。
以下が、加藤監督から頂いたふじもと先生への資料です。
・幾つかのシーンの内容は変えずに「満月」を追加。
・既存キャラは踏襲しつつ、必要最低限で最大効果の内容加筆。
などなど……。
なんと分かり易い!っていうかネームですよ、もはやコレ。実は本当に漫画家としても活動されている加藤監督。
(ジロウが描いた漫画「ファイヤードラゴン」も実は加藤監督作。読みたい方はTTFCへ!)
このぐらい朝飯前といった頼もしさで、このピンチを乗り切ったのでした。
監督、本当にありがとうございました……(本音)