骨延長手術に失敗した人を取材した。50代の男性は、158cmだった身長を165cmに伸ばした。
海外のサイトで身長を伸ばす手術の記事を読んだ。最も安く手術が受けられるという理由でヨルダンに向かい、手術を受けた。
しかしリハビリを始めてまもなく、膝がまっすぐ伸びなくなっていることに気づいた。
医者に聞いたが「なんの問題もない、リハビリを続けているうちに元通りになる、もう帰国して大丈夫」との答えが返ってきた。
男性は帰国しリハビリを続けたが、一向に良くならずまともに歩けなくなっていた。国内の整形外科へ駆け込むと、「この骨の付き方だとリハビリをしてもまっすぐにはならない」とはっきり言われた。
さらに、「健康な骨を折って審美目的で手術した人に対して手を差し伸べることはできない」と門前払いされた。
それから2年、あちこちの病院に受け入れを断られた末、ようやく先ほど紹介された鹿児島の整形外科医の吉野さんが応じてくれた。吉野さんによると、この男性のように安価な海外で手術を受ける人が多いが、安価な分失敗例も多いのだという。
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