。「昨年もステップアップはできた」が、鳥栖時代と同じように中途半端にクラブの格を上げることがキャリアの停滞につながると判断して残留。フランクフルトで2シーズンにわたって主力として活躍することで、「夢のためにステップアップ」する土壌ができあがった。

「我慢してフランクフルトでプレーして、そのまま上に行けるのが一番早いかなと思って残ったんです。結局は目先のお金だったり、ちょっと格上のクラブに行くのももちろんいいとは思いますけど、僕の目指しているところはそこじゃなかった。目先のことじゃなくて、将来的なことを考えながらという感じですかね」

 鎌田が見据えるのは、「4大リーグでCL圏内を取れる」強豪クラブでのプレーだ。仮に4大リーグでなくとも、ポルトやアヤックスのような歴史と伝統があり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも結果を残しているビッグクラブでの活躍を、1つの目標に掲げている。